【防災士が解説】「消防学校に入るまでに準備しておくもの」── これだけ揃えれば初任教育のスタートが圧倒的にラクになる

消防学校は、半年〜1年にわたる“厳しい生活と訓練”が続く場所。
準備不足のまま入校すると、最初の1~2週間だけで心が折れかけます。

逆に、必要な物を事前に揃えておけば、
体力・精神・生活面すべてがスムーズにスタートします。

元消防職員・防災士として、
「入校前に絶対に準備すべきアイテム」 を厳選して解説します。


■ 消防学校に入る前に準備しておくべき“必須アイテム”


① 運動靴(走りやすいもの・2足)

訓練・ランニング・行進など毎日酷使します。
雨用・予備として 2足 は必須。


② 靴下(厚手+速乾タイプ)

1日中新しい靴下に交換するほど汗をかきます。
10足以上 あると安心。


③ トレーニングウェア(動きやすい上下)

柔軟・筋トレ・体力訓練で使用。
破れてもいいものを複数用意。


④ 筆記用具(消しゴム・蛍光ペン・ノート)

座学の量は大学並み。
ノートは多めに準備。


⑤ 腕時計(防水・耐衝撃)

訓練中に時間確認ができないと不便。
G-SHOCKタイプが最も強い。


⑥ バインダー(A4)

資料をはさむため必須。
訓練中も片手で扱いやすいモデルが便利。


⑦ 洗面用具(速乾タオル・爪切り・体洗いタオル)

汗・泥・訓練で毎日シャワー。
準備が甘いと生活が崩れます。


⑧ シンプルなボールペン(大量)

授業・提出書類で驚くほど使います。
5~10本は持っておきたい。


⑨ 布団・シーツ(学校が指定する場合あり)

多くの消防学校は寮生活。
清潔・速乾性が重要。


⑩ 洗濯ネット(2〜3個)

泥だらけ・汗だらけの訓練服が毎日出ます。
破れ防止に必須。


⑪ 大きめの洗濯物バッグ

毎日の洗濯が大量。
匂い対策にも役立つ。


⑫ 軍手(5〜10組)

ロープ訓練・はしご訓練・器具取り扱いで大量消費。


⑬ 絆創膏・テーピング

擦り傷・靴擦れ・指先の割れなどの応急処置に使う。


⑭ のど飴・保湿ケア

声を出す訓練が多く、喉を痛める人が多い。


⑮ 現金(小銭)

自販機・洗濯機などで必要。


■ 体力面で準備しておくべきこと


① ランニング(2~5kmを安定して走れる)

最低限これができれば入校後が楽になります。


② 階段ダッシュ(脚力強化)

消防学校名物“階段訓練”の対策に最適。


③ 体幹トレーニング

ホース・器具を扱う際の基礎能力。


④ 柔軟(特に股関節・肩)

スムーズに動ける人ほどケガが少ない。


⑤ ロープ結索の練習(できれば)

もやい結び・巻結びなどを覚えておくと初日から有利。


■ メンタル面で準備すべきこと


① 早寝早起き

6時起床・22時消灯の生活リズムに慣れる。


② 敬語・礼節・報連相

消防学校は規律が厳しいため、
最初からできている人は評価が高い。


③ 仲間との協調性

個人の力より“チーム力”。
支え合いが全てです。


■ 生活面での準備


① 親や家族に寮生活について話しておく

連絡が減るため、トラブルを防げます。


② 食事の量に慣れる

訓練で体力を大量に消耗するため、
食べられない人は慣らしておいた方が良い。


③ 汗対策(制汗剤・速乾インナー)

夏の消防学校では地獄のように汗が出ます。


■ まとめ

消防学校に入る前の準備は、
“初任教育をスムーズに乗り切るためのスタートダッシュ”

  1. 運動靴・軍手・筆記用具など必須装備を揃える
  2. ランニング・体幹・柔軟で体力を事前強化
  3. 寮生活に向けた生活リズムの調整
  4. 礼節・協調性を意識するだけで合格後の評価が上がる
  5. 準備した人ほど入校後のストレスが激減

「消防学校は厳しい」
でも、ちゃんと準備していれば確実に乗り越えられます。

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