【防災士が解説】11月は“冬の節電スタート月”無理なく光熱費を下げつつ、災害にも強くなる方法

11月は気温が下がり始め、暖房を使う回数が増えていく時期。
このタイミングで「節電」と「防災」を同時に進めると、
冬の家計と災害対策の両方が一気に強化されます。

ここでは、11月に始めるべき“災害に強い節電習慣”をまとめます。


■ ① 11月は“暖房前の節電準備”が最も効果大

本格的な冬になる12〜2月を迎える前に
11月に対策を始めると、節電効率が最も高まります。

理由はシンプル。

  • 外気温がまだ極端に低くない
  • 部屋の保温効果を少し整えるだけで暖房の使用量が激減
  • 暖房費のピークを低く抑えられる

“冬前のわずかな準備”が最もコスパがいいのです。


■ ② 断熱を強化すると“防災力”も上がる

11月にやるべきは、暖房よりも断熱。

  • 窓(すきま風)
  • ドアの下
  • カーテン
  • じゅうたん

これらを整えると、暖房効率が上がるだけでなく
災害時(停電・断水)の室内温度低下を防ぎます。

停電時に最も困るのは“寒さ”
断熱は命を守る防災対策です。


■ ③ 節電=「電力ひっ迫対策」でもある

11月〜3月は、毎年“電力使用量が急増する期間”。

もし電力が不足すると…

  • 計画停電
  • 大規模停電
  • 暖房が使えない
  • 生命の危険(高齢者・乳幼児)

というリスクが生まれます。

あなたの節電が、社会全体の防災にもなるのです。


■ ④ 今日からできる節電 × 防災習慣

11月から取り入れたいのは、以下の6つ。

① カーテンを“冬用の厚手”にする

窓の断熱は、暖房効率が最も上がる。

② すきま風ストッパーを設置

100円ショップで購入可能。
暖房費を10〜20%削減。

③ 扇風機で“暖気を循環”

暖房の風を天井にためず、下に戻す。

④ 加湿で体感温度を上げる

湿度40〜60%で体感温度が+2〜3℃。

⑤ ホットカーペットは弱運転+毛布

電気代を50%近く削減。

⑥ 暖房タイマーの見直し

“消し忘れ”をゼロにするだけで大幅に節電。


■ ⑤ 節電グッズは“防災グッズ”でもある

以下は、節電にも災害時にも役立つアイテムです。

  • 断熱カーテン
  • 窓の断熱シート
  • すきま風ストッパー
  • 電気毛布(モバイルバッテリー対応)
  • 加湿器
  • 充電式カイロ
  • 湯たんぽ

特に“電気毛布”は最強。
電力消費が少なく、停電時にもポータブル電源で使えます。


■ ⑥ 高齢者家庭は“節電しすぎ”が逆に危険

高齢者は寒さを感じにくいため…

  • 室温10〜12℃でも暖房をつけない
  • 血圧が上がりヒートショック
  • 夜間のトイレで倒れる

という事故が11月から増えます。

節電と安全のバランスが重要。


■ ⑦ まとめ

11月は最も効果的に始められる“節電 × 防災”のスタート月。

  • 断熱を整える
  • 暖房の使い方を最適化
  • 冬の停電に備える
  • 電力ひっ迫リスクを下げる

このタイミングで準備しておくと、
12月〜2月の暖房費と事故リスクを大きく減らせます。

節電=家計の味方であり、立派な防災対策です。

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