こんにちは。
自治体の防災担当経験/熊本地震・九州北部豪雨・能登半島地震で派遣活動経験あり の防災士です。
津波警報が発表されたとき、
「とりあえず様子を見る」「家の中で待つ」
そんな行動は 命に関わります。
この記事では、
津波警報が出た直後に 命を守るための行動 を
わかりやすくまとめます。
✅① とにかく「高い場所」「海から遠い場所」へ
津波は到達がとても早く、
警報発表=危険が迫っているサイン。
・海岸
・防波堤、漁港
・河口付近
には絶対に近づかないでください。
➡ 高台・鉄筋の建物の3階以上
➡ 車が動かない時は徒歩で避難
津波は 車より速い こともあります。
「避難が早すぎる」はありません。
✅② 家族や友人を探しに戻らない
心配でも戻ってはいけません。
災害現場でよくある死亡原因は
「逃げたあとに戻ること」
・携帯で連絡
・X(旧Twitter)で生存確認
・避難所で必ず再会できます
自分が生きてこそ、助けになれます。
✅③ 避難したら、必ず離れた場所で待つ
「波が落ち着いたように見える」
「第一波が小さかった」
この時に戻る人が多いですが、
第二波・第三波のほうが大きくなる ことがよくあります。
➡ 海が元に戻るまで 絶対に近づかない
✅ 津波は想像以上に破壊的です
・時速は車より速い
・数十センチでも人は簡単に流される
・家や車は流木のように押し流される
・「見に行く」行為で命を落とすケースが非常に多い
災害現場の派遣活動でも、
この “見に行った人の犠牲” を多く見てきました。
✅ 避難の持ち物(すぐ取れるものでOK)
・スマホ
・モバイルバッテリー
・財布
・薬
・水
・上着やタオル
・スリッパや靴(裸足は危険)
荷物より先に 命 です。
✅ まとめ(最重要ポイント)
✅ 津波警報=今すぐ避難
✅ 高台・3階以上の建物へ
✅ 家族を探しに戻らない
✅ 第2波・第3波が本番
✅ 落ち着いても絶対に海に近づかない
この記事を読んでいるあなたが、
ただちに行動してくれるだけで救われる命があります。
✅ 防災士からひとこと
私はこれまで、
・東日本大震災(東京で被災、現場対応)
・熊本地震(益城町へ派遣)
・九州北部豪雨(東峰村へ派遣)
・能登半島地震(穴水町で家屋被害調査)
こうした現場を経験してきましたが、
「早く逃げた人は助かる」
「様子を見た人が命を落とす」
これは災害の現実です。
この記事が、あなたと大切な人を守る助けになれば幸いです。
✅ コメント歓迎
「防災について知りたいことがあれば、気軽にコメントください。
専門職として、できるだけわかりやすくお答えします。」

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