【防災士が解説】消防学校“入校前”にやっておくべきこと10選(体力編)── 入校後の地獄を乗り切るための最強準備リスト

消防学校は「体育会系の中でも別格の世界」です。
体力不足のまま入校すると、
● ケガ
● 疲労骨折
● 落伍
● メンタルダウン
につながることもあります。

逆に、入校前からしっかり準備しておけば
訓練についていけるだけでなく、
指導側からの評価も上がります。

ここでは、元消防職員・防災士として、
消防学校入校前にやっておくべき“体力準備10選”をまとめます。


■ ① 走り込み(特にジョグ+インターバル)

消防学校では、とにかく走ります。
しかも 長距離・短距離・ダッシュの全部

入校前は
● 5〜8kmジョグ
● 100〜200mダッシュ数本
を週2〜3回やっておくと圧倒的に有利。


■ ② 階段ダッシュ(脚づくりに最強)

学校内の訓練は階段移動が多い。
脚が弱いとすぐバテます。

家・公園の階段で
「10〜20本」
を目安に。


■ ③ 懸垂(最低でも5回は欲しい)

消防学校では器具操作で上半身が必要。
懸垂ができない新人は非常に不利。

● 正しいフォームで5〜10回
を目指す。


■ ④ 腕立て伏せ(毎日20〜50回)

訓練中、腕立ては“罰”としてもよく出てくる。
毎日少しずつでも良いので積み上げる。


■ ⑤ 体幹トレーニング(プランク1分 × 3セット)

ホース延長・持久走・器具操作など
すべて体幹でバランスを取る。

プランクは消防学校でも使われる基礎トレ。


■ ⑥ 20kg荷重ラン(消防装備の感覚づくり)

空気呼吸器・防火衣の重量は非常に重い。
“装備を背負って走る感覚”を入校前に少しでも作る。

● リュックに水を入れて10〜20kg
● 1〜2kmラン

これだけでも対応力が大きく変わる。


■ ⑦ 柔軟(股関節と肩の可動域)

怪我予防のために絶対に必要。

特に
● 股関節
● ハムストリング
● 肩甲骨
の柔軟は丁寧に。


■ ⑧ スクワット(下半身強化)

脚力は消防の“基礎エンジン”。

● 自重で20〜50回
● 週3〜4回

これだけでもかなり違う。


■ ⑨ 障害物っぽい動きのトレーニング

ホースを跨いだり、低い姿勢で進んだり、
消防学校はとにかく“動きが複雑”。

ランジ・シャトルラン・アジリティのトレは効果大。


■ ⑩ 長時間の運動に慣れる(1時間以上動き続ける)

消防学校は“運動しっぱなし”。
1時間動き続けられるスタミナが重要。

● 長めの散歩
● サイクリング
● 長時間のスポーツ

どれでもOK。


■ まとめ

消防学校の体力は、
「入ってから鍛えればいい」では間に合いません。

  1. 走り込み
  2. 階段ダッシュ
  3. 懸垂
  4. 腕立て伏せ
  5. 体幹
  6. 重量負荷のラン
  7. 柔軟
  8. スクワット
  9. 俊敏性トレ
  10. 長時間運動の耐性

これらを入校前にじっくり準備しておくことで、
入校後のキツさが“半分以下”に減ります。

体力の不安がある人ほど、
今日から少しずつ積み上げてみてください。

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