防災

【元消防職員・防災士が解説】防災×山の事故⑤|“下山時の事故が最も多い”理由と命を守る対策

山の事故は「登り」よりも “下山時に圧倒的に多い”。救助現場でも、転倒・滑落・道迷いの多くは下山中に発生している。理由は明確で、● 体力の消耗● 集中力の低下● 気のゆるみ● 日没のリスクが重なるタイミングだからだ。下山は“帰り道”ではなく...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×山の事故④|“道迷い”は発生した瞬間に災害へ変わる

山の事故で最も多いのは「転倒」。しかし最も救助が長引き、命の危険が高まるのは “道迷い” だ。道迷いは、単なるミスではない。その瞬間から、寒さ・脱水・転落・遭難のリスクが一気に跳ね上がる。防災の専門家として断言できるのは、道迷いが起きると山...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×山の事故③|“下山こそ最大の危険”と知らない人が多すぎる

山の事故の約7〜8割は「下山中」に起きている。これは山岳救助の現場では常識だが、一般登山者にはまだ十分知られていない。“登りが終わった瞬間に一番危険が始まる”。この逆転した構造こそが、山の事故の本質だ。■① 下山中は“疲労×油断×スピード”...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×山の事故②|“なぜ毎年同じ場所で事故が繰り返されるのか”

山岳事故のニュースを見ると、「また同じ山で遭難」「毎年同じルートで転落」というケースが非常に多い。なぜ同じ場所で事故が何度も起きるのか。その理由を“防災の視点”で分かりやすくまとめる。■① 山は“環境が固定されない”。安全だった道が次の日に...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×川の事故③|“大人が必ず知っておくべき水難リスクと安全行動”

川は一見「浅くて安全」に見えても、実際は海以上に危険が潜む場所。水深・流速・水温・地形などが常に変化し、わずかな判断ミスが重大事故につながる。ここでは、現場経験から“大人が必ず知っておくべき危険の正体”と“安全に遊ぶための行動”をまとめる。...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×川の事故②|“子どもを守るための親の行動ルール”

川の事故は、子どもが被害者になるケースが最も多い。その理由は、体力・判断力・視野・バランスなど、あらゆる面で“大人より弱い”からだ。しかし、正しい知識とルールがあれば、川遊びは安全に楽しめる。ここでは、元消防職員として「これだけは守ってほし...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×海の事故③|“離岸流(リップカレント)”を知れば海の事故は激減する

海で命を奪う最も危険な現象が「離岸流」。毎年多くの水難事故を引き起こす“見えない海の脅威”だ。しかし、特徴と対処法を知っていれば、圧倒的に生存率は上がる。■① 離岸流とは?表面は静かなのに“沖へ吸い出される流れ”離岸流(リップカレント)は岸...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×海の事故②|海で“絶対に守るべき安全ルール”7つ

海は一見穏やかでも、危険は常に隠れている。事故の多くは「知っていれば防げたもの」。ここでは、海で命を守るために“最低限守るべき安全ルール”をまとめる。■① ライフジャケットは“水辺のシートベルト”海辺での溺水事故の8割は、ライフジャケット未...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×海洋⑥|“海辺の観光地”で災害が起きた時に必ず守るべき行動ルール

海水浴場・港町・海沿いの観光地は、普段はにぎやかで美しい場所だ。しかし、災害が発生した瞬間、海辺は“危険が集中するエリア”へ一変する。津波・高潮・地震・突風・高波――複数のリスクが同時に襲うからだ。ここでは、海辺の観光地で被災した時に「必ず...
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【元消防職員・防災士が解説】防災×海洋④|港で災害が起きたとき“絶対にやってはいけない行動”

海に近い港湾エリアは、普段は活気がある一方、災害時には“最も危険な場所”へ一変する。地震・津波・高潮・火災・液状化など、複数のリスクが同時に襲うことがあるためだ。ここでは、港で災害が発生した瞬間に「絶対にやってはいけない行動」をまとめる。■...