防災

【防災士が解説】春と秋に必ず行われる「火災予防運動」とは?── 季節ごとの火災リスクに備える全国的キャンペーン

毎年、3月(春)と11月(秋)に全国で一斉に行われる「火災予防運動」。テレビ・広報車・学校・自治会など、あらゆる場所で実施される“日本最大級の防火キャンペーン”です。ここでは、防災士の視点で「なぜ春と秋に行うのか?」「どんな活動が行われるの...
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【防災士が解説】カラフト沖地震とは?|北海道沿岸に迫る“巨大津波の脅威”と今に生きる教訓

日本の北に位置するサハリン(樺太)周辺では、過去に巨大地震が複数起きています。その中でも特に注意すべきが 「カラフト沖地震」 と呼ばれる一連の地震帯です。北海道北部は、南海トラフや首都直下とは別の“北の巨大津波リスク”を抱えており、住民だけ...
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【防災士が解説】富士山噴火の被害想定|火山灰・交通マヒ・首都機能停止の“現実”とは?

富士山は「いつ噴火してもおかしくない活火山」。最後の噴火(宝永噴火)は約300年前。専門家は “静穏期間が長いほど噴火リスクは高まる” と指摘しています。もし富士山が噴火した場合、地震とは全く違うタイプの広域災害 となり、首都圏の交通・物流...
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【防災士が解説】首都直下型地震が発生したら何が起きるのか?|“その日の東京”を想像して行動準備を

30年以内に70%そう言われ続けている 首都直下型地震(M7クラス)。東京23区の地下直下で大きな地震が起きた場合、被害は「想像を超えるレベル」になるとされています。私は防災士として災害派遣も経験してきましたが、“首都直下”はこれまでのどの...
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【防災士が語る】東日本大震災が教えてくれた“津波の想像を超える破壊力”|その悲惨さと今に生きる教訓

2011年3月11日 14時46分——東北の太平洋沿岸を中心に、未曾有の大津波 が襲い、多くの命と街を奪いました。【死者・行方不明者:約2万2千人】【家屋被害:約40万棟】【津波の高さ:最大40m級】私は防災士として現地派遣され、“言葉を失...
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【防災士が解説】関東大震災から学ぶ“都市災害の本質”|火災・倒壊・パニックをどう防ぐか?

1923年(大正12年)に発生した 関東大震災(M7.9) は、東京・神奈川を中心に 10万人以上の死者・行方不明者 を出した、日本最大級の都市災害です。地震そのものよりも、● 火災● 建物倒壊● 密集地域の延焼● ライフライン崩壊など“都...
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【防災士が解説】伊勢湾台風が残した“日本最大級の教訓”|6000人以上の死者を出した理由とは?

昭和34年(1959年)に発生した 伊勢湾台風 は、日本の台風災害史上、最悪レベルの被害をもたらしました。● 死者・行方不明者:5,098人● 負傷者:38,921人● 家屋全壊・流失:約36万棟この台風を機に日本の防災対策は大きく変わり、...
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【防災士が解説】御嶽山の噴火災害から学ぶ教訓|“突然の噴火”にどう備えるべきか?

2014年9月27日、御嶽山(長野県・岐阜県)が突発的に噴火し、登山中の多くの人々を巻き込み 戦後最悪の火山災害 となりました。噴火警戒レベルが引き上げられる前の突然噴火で、51名が亡くなり、多くの教訓を日本に残しました。防災士の視点から「...
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【防災士が解説】災害時こそ“美容ケア”が必要な理由|避難生活で肌荒れを防ぐための備えと習慣

災害時、美容どころではない——そう思うかもしれませんが、実は 避難生活では肌や髪が驚くほどダメージを受けます。● 水が使えない● スキンケアができない● 乾燥した体育館生活● 寝不足・ストレス● 雑菌による肌トラブルこれらが続くと、肌荒れ・...
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【防災士が解説】地震発生後「避難するか・しないか」最速で判断できる“3つのチェックポイント”

◆はじめに大きな地震のあと、多くの人が迷うのが「今すぐ避難すべきか?」「自宅にとどまっても大丈夫か?」判断を誤ると、余震や火災、建物の損傷によって危険が高まります。元消防職員・防災士の経験から、たった3つのチェックだけで“即判断”できる方法...